2021年 10月 19日

三線のバチ(撥、爪、ツメ)の持ち方

こんにちは、米須三線店です。

皆様、基本のバチ(撥、爪、ツメ)の持ち方をご存知でしょうか。
三線初心者の方は、とりあえず指をはめて使っている方も多いかと存じますが、持ち方が誤っていると、中々演奏が上手くならなかったり、弾きづらくなったりすることがあります。

そのまま自己流で練習を進めてしまうと、癖も付いてしまうので、まずは「基本的なバチの持ち方」を習得しましょう!
基本的な持ち方に正すことで、今までよりも演奏しやすくなったり、自分の中の持ち方の「型」を安定させることができますよ♫

ということで、今回は基本的なバチの持ち方を、ステップとポイントでご紹介いたします。
是非「基本のバチの持ち方」をマスターして、綺麗な三線の音色を奏でてください!

    ■目次
  1. 三線のバチ(撥、爪、ツメ)の持ち方
    1. 基本的なバチの持ち方
    2. 演奏のポイント

基本的なバチの持ち方

それでは、STEPに沿ってバチを持ってみましょう。

STEP1:指穴に人差し指を軽く差し込む

まずは、軽くで良いので、指穴に人差し指を差し込みましょう。

指穴に人差し指を軽く差し込む

STEP2:親指と中指を撥先の少し後ろに挟み込む

次に、親指と中指を撥先の少し後ろに挟み込みましょう。
これで基本的なバチの持ち方は大丈夫です!

親指と中指を撥先の少し後ろに挟み込む

【補足事項】
バチの持ち方は、演奏に慣れてきたらそれぞれの好みや角度、穴に指を入れない持ち方など様々あります。
今回ご紹介しました持ち方は、基本的なバチの持ち方であり、撥にしっかり「力」が加わり弾きやすい為、三線初心者の方におすすめです。

演奏のポイント

バチを持ったら、画像と動画を参考に演奏してみましょう。

POINT1:撥を「約45度」に傾けるように持つ

弾く面に対して、撥を「約45度」に傾けるように持ちます。

撥を「約45度」に傾けるように持つ

POINT2:撥先で絃を上から下へ「押すように」弾く

指先の力を軽く抜き、撥先で絃を上から下へ「押すように」弾きます。

撥先で絃を上から下へ「押すように」弾く

実際に弾いてみると、このようなイメージで弾きます。

撥はその名の通り、バチを振り下ろすように、常に角度を一定にして、真下に引き下ろすようなイメージで弾きましょう。
撥は絃に当てる位置や角度によっても音色が異なり、はじくように弾いてしまうと「キュッ」と擦れたような音が鳴ってしまいます。
弾いた後、音に違和感がある場合は、もう一度バチの正しい持ち方や弾き方を確認してみてくださいね♫

また、弾いていて指穴がしっくりこない方は、指穴の調整が必要です。
ご自身で指穴を調整できる三線で使用する撥(バチ・爪)の削り方をご紹介しておりますので、こちらもご参照ください。