三線のビビリ音の原因と対処法
こんにちは。
米須三線店です。
本日は三線の「ビビり音」についてのご紹介です。
ビビり音とは、三線を演奏する際に「ビィーン」と、異音が鳴る現象の事を言います。
ビビり音の原因には様々な要因がございますが、
今回はよくある原因の1つである「歌口の削れ」による、ビビり音の対処法をご紹介します。
1.歌口が原因でビビリ音が鳴っているか確認する方法
まずは、歌口が原因でビビり音が鳴っているのか確認しましょう。
手順は以下のとおりです。
手順①:弦を通した状態の歌口を、ツメ先で押さえます。
手順②:押さえたままの状態で、弦を弾いてみて下さい。
上記を行った際に、ビビり音が改善されるようであれば、歌口が原因でほぼ間違いありません。
なぜ歌口が原因で、ビビリ音が発生してしまうのか?
歌口は日々調弦を繰り返していく中で、少しずつ削れてしまい、 弦を通す「隙間」が広くなります。
隙間が広くなることで弦がブレやすくなり、その結果、ビビリ音が発生してしまうということに繋がるのです。
2.歌口が原因でビビリ音が出ている場合の対処法
当店へご依頼頂けましたら、歌口交換修理を承っておりますが、 今回は、お客様ご自身でも出来る「3ステップ」対処法をご紹介致します。
■用意するもの:瞬間接着剤・爪楊枝
STEP①:瞬間接着剤を少量、爪楊枝の先端に付けます。
STEP②:弦を外した状態で接着剤を、歌口へ少しずつ垂らします。
STEP③:しっかりと乾燥しているか確認後、弦をセットし音色の確認。
以上の方法で、弦を通す「隙間」を接着剤で埋める事により、弦のブレを解消します。
結果、ビビり音も無くなりますので、心地の良い癒しの音色が感じられるかと思います♪
今回は、歌口が原因のビビり音についてご紹介致しましたが、 歌口以外にも、様々な原因でビビり音がなってしまう事がございます。
その際には、是非一度当店へお越し下さい。
お客様の三線ライフが充実した物になるよう、米須三線店の職人がサポートさせて頂きます。
どうぞお気軽にご相談くださいませ♪